両社は2月、HVO工場の設立に向けた合意書を締結したのに続き、現在は技術調査と経済性の評価を共に行っている。その後2026年までに、年約30万トン規模のHVO工場の設立を目指す。韓国に、原材料から完成品まで一括生産できるHVO工場が建設されるのは、今回が初めて。
世界のHVO市場は、2021年の970万トンから2030年には4000万トンへと、年平均20%ずつの高い成長率が見込まれている。
合弁工場が完成すれば、LG化学はHVOの内製化を進められるほか、バイオ吸水性樹脂(バイオSAP)やABS樹脂、ポリ塩化ビニール(PVC)などに使われる原材料の供給を受けられるようになる。
一方、エニSMは欧州のHVO生産拠点と原材料の供給網、世界の販売ネットワークを基にアジア市場に進出できる。さらに韓国への工場設立で、HVOの生産能力を増強することが可能だ。
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