大手書店の村上春樹特設コーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
大手書店の村上春樹特設コーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で今月6日に翻訳出版された村上春樹の6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁」が、大きな人気を集めている。

 大手書店の教保文庫は15日、「街とその不確かな壁」韓国語版が9月第2週の総合ベストセラーランキングで1位を獲得したと伝えた。同ランキングで小説がトップに立つのは約1年ぶり。

 購入者を年齢層別にみると、40代が36.7%で最多を占め、次いで30代(30.3%)、50代(16.3%)、20代(10.8%)の順だった。性別では、女性が51.8%で男性(48.2%)をわずかに上回った。

 オンライン書店大手、イエス24の総合ベストセラーランキングでは同作が3週連続で1位となった。発売前の予約注文のみで2週前からトップに立っていた。

 同作は別のオンライン書店大手のアラジン、永豊文庫のベストセラーランキングでも1位を獲得した。

 教保文庫の関係者は「村上春樹は韓国人に愛される代表的な日本人小説家で、新作が出るたびに韓国の書店業界をにぎわす」と話し、小説家としてのキャリアが長いため愛読者層も厚いと説明した。


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