尹大統領はこの日の午前、韓国インチョン(仁川)港の水路で開かれた “仁川上陸作戦戦勝行事”を主管した席で「強固な韓米連合防衛態勢を基に韓米日安保協力を一層強化しながら、北朝鮮の脅威への圧倒的な対応力を確保していく」として、先のように語った。
「仁川上陸作戦戦勝行事」は1960年から開催されていたが、現職の大統領が直接主管したのは今回が初めてである。
尹大統領は、仁川上陸作戦について「朝鮮半島の共産化を防いだ歴史的作戦であり、世界の戦史に輝く偉大な勝利だ」とし「共産全体主義勢力を退け自由主義が勝利した誇らしい歴史であり、自由世界が記憶すべき大切な資産だ」と語った。
つづけて「複雑な海岸の地形や激しい潮の満ち引きの中、満潮時間に上陸しなければならないという悪条件のため、作戦の成功率が5000分の1にすぎなかったが、国軍と国連軍はダグラス・マッカーサー将軍の指揮の下、敵たちの虚(きょ)を突き奇跡のような勝利を収めた」と強調した。
尹大統領は「戦争の銃声が止んでから70年が経った今、われわれが大切に守り抜いた自由と平和はまたもや挑戦に直面している」と語った。
つづけて「北朝鮮は核とミサイル能力を高度化しながら、大韓民国への打撃を公然と語るなど、軍事的脅威を一層露骨に表している」とし「共産勢力やその追従勢力・国家勢力たちは、虚偽の工作と宣伝の扇動によりわれわれの自由民主主義を脅かしている」と指摘した。
尹大統領は「政府は、参戦勇士の犠牲により成し遂げられた勝利を記憶・継承し、いかなる脅威も決然と退ける」とし「仁川上陸作戦の記念日が、共産侵略に立ち向かい、わが国軍と国連軍がみせてくれた不屈の勇気と闘士・犠牲の精神を記憶し、世界市民が平和と繁栄を歌う国際的な行事として昇華することを願う」と語った。
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