韓国大統領夫人「私にも辛い経験が」…自殺予防イベントに出席
韓国大統領夫人「私にも辛い経験が」…自殺予防イベントに出席
韓国外交部(外務省)のイ・ドフン(李度勲)第2次官は15日、会見を通じて「キム・ゴンヒ(金建希)大統領夫人が自殺予防に関するイベントに出席し、政府の役割と社会的連帯の重要性について共感の輪を広げた」と伝えた。

キム夫人はこの日の午後、ソウルにあるコミュニティハウス“マシル”で開かれた「大丈夫、心配しないで。心の健康のための対話」というタイトルのイベントに出席した。

このイベントには精神健康活動家、自殺を試みた後に回復した人やその家族、自殺予防後援者、自殺危機克服特別委員会の委員などが出席した。

キム夫人はあいさつの辞で「死を考えるほど苦しんでいる青少年たちの話を聞いて、心がより一層痛くなった」とし「わが国の高い自殺率は、命と死を軽く考える社会の雰囲気と無関係ではないと思う」と語った。

つづけてキム夫人は、自身が非難を受けたことをあげ「様々な人たちから、私がああなったらいいのにという話まで聞くという、辛い経験をしたことがある」とし「考えと意見の違いが、命の価値を上回ることはあり得ない」と語った。

またキム夫人は「皆さまと話を交わし、私も多くの慰(なぐさ)めを受けた」とし「命を尊重し、命の価値を共有することが重要だ」と付け加えた。


■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96