国民の力公薦管理委員会(公管委)は17日、国会で江西区長の補欠選挙でキム元区長を最終候補に選定したと発表した。キム候補は、先に競選で戦ったキム・ジンソン江西ビョン(選挙区の名称)党協委員長とキム・ヨンソン元ソウル市議を抜いて最終候補となった。ただし公管委は候補別の詳しい得票率は発表せず最終候補者のみ発表した。
当初、党指導部は直近の区長だったキム・テウ候補が最高裁判所から懲役が確定、再補選を行うことになっただけに非公認原則を掲げた。しかし、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の8・15クァンボク(光復)節特別恩赦決定でキム候補が復権することになり流れが変わった。党内部でも公党として責任を果たし、尹錫悦政府の公正と正義のために候補を出さなければならないという意見が出て、結局候補を出すことに決めた。ただし候補選出の過程で前歴公認と競選方式をめぐって雑音が飛び交い苦労した。
今回与党が江西区長最終候補を決定することで、先に民主党単独公認の警察庁次長出身のチン・ギョフン候補と激しい選挙戦を繰り広げることになった。今回の選挙は総選挙をわずか6か月後に控えて首都圏で実施されるだけに与野党総力戦となることが予想される。伝統的に民主党の庭である江西区は、去る大統領選挙では民主党が優位だったが、地方選挙で国民の力が勝利している。
今回の選挙で国民の力は補欠選挙決行の原因を提供したという点で選挙戦略を市民に集中するものと見られる。この日、公管委の会議を終えて記者たちの前に立ったキム候補は「競選なしに単独公認を立てて民主党が政治的に「検警(検察-警察)フレーム」をかけるのとは逆に私はひたすら市民に集中する」と強調した。
キム候補は江西区民生課題として区の開発と区民福祉強化を掲げた。彼は「これまで民主党政権で16年間放置され、発展が停滞したことが問題だったが、これを中央政府、与党と協議して規制を緩和したり撤廃したりして管内再開発、再建築を速やかに処理するようにする」とし、「社会的弱者が多い江西区民のためのしっかりとした福祉体系を作り、区民の生活の質も向上させる」と話した。
キム候補はまた補欠選挙をすることになった原因という指摘に対しては「チョ・グクが有罪なら私は無罪という部分に多くの方が共感している」とし「司法部の判断が内容や手続き的にも完全ではないという指摘があり世論も反対し、大統領も赦免の決定を下したと思う」と話した。
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