「バラン」の顧客による再購入率の推移
「バラン」の顧客による再購入率の推移
高級ブランドを取り扱う電子商取引(EC)サイトの「バラン(BALAAN)」は18日、顧客データを分析した結果、ことし上半期における高級ブランド品の再購入率は70%と、前年同期比40%近く増加したと発表した。同業の「トレンビ(Trenbe)」も、6月における再購入率は72%を記録した。

韓国金融監督院によると「バラン」と同業の「マストイット」の昨年における営業損失は、それぞれ374億ウォン(約41億5577万円)、168億ウォン(約18億6676万円)で、前年から赤字幅が拡大した。「トレンビ」の営業損失は207億ウォン(約23億円)と前年に比べ減ったものの、売上高は8.4%減少した。

消費の委縮を受けて3社は、悪化した収益性の改善に集中している。「トレンビ」はことし上半期、マーケティング費用を前年比80%ほど削減した。過当競争よりもサービス改善に集中。結果、広告費用対効果(ROAS)は160%増加し」、顧客獲得費用は70%削減できたとの分析だ。

「バラン」はことし5月から、購入品の到着日が遅延した場合、購入金額の一部を補償する「発送補償責任サービス」などを提供している。

このほか「マストイット」は、テレビ通販事業者のCJオンスタイルでの販売を開始。CJオンスタイルのサイト内に「マストイット館」もオープンし、顧客確保に注力している。


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