統一部の当局者はこの日、記者団に対し「北が食糧輸入を増加させ、麦や小麦などの収穫が相当進んでいるため食糧状況の変化の可能性がある」と述べた。
この当局者は、上半期に流通過程上の問題で食糧難があったが、秋に入って状況が変わりそうだとしながら、関係機関と共に食糧事情を注視していると説明した。
ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使は17日、自国メディアのインタビューで北朝鮮に食糧援助を行う準備ができていると述べたが、北朝鮮側はこれを望まなかったとして、北朝鮮が今年相当良好な水準の収穫量を達成したと明らかにした。
統一部の当局者は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)とロシアのプーチン大統領が13日に首脳会談を行った後のロ朝協力の進展については「プーチン大統領の答礼訪問がいつどのように進められるかを見なければならない」と述べた。
また、4年前に開かれた金正恩氏とプーチン氏の初の首脳会談とは異なり、北朝鮮とロシアが緊密な友好関係を示したのは互いに需要が一致したということだとして、そのような需要を中心に協力が行われる可能性が高いと説明した。
北朝鮮はロ朝首脳会談後、プーチン大統領が訪朝することになったと発表し、ロシア側もこれを認めたが、時期は明らかにされていない。
一方、統一部の当局者は中国の態度について「現在のところ様子見しているようだ」と言及。中国の王毅共産党政治局員兼外相が米ロ高官と相次いで会ったことについては「さらに見守る必要がある」と述べた。
王氏はロ朝首脳会談後の16~17日にマルタで米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、18日にロシアでラブロフ外相と会談した。
Copyright 2023YONHAPNEWS. All rights reserved. 40