ビラの散布は、韓米日の北朝鮮人権関連団体や脱北者団体が参加して北朝鮮の人権改善を促す「第20回北朝鮮自由週間」に合わせて実施した。風船には「金正恩の暴政に苦しむ北の同胞が解放される日まで、北へのビラ散布は続く」と書いた懸垂幕をつり下げた。
朴氏は「北の人民の人権と自由の拡大を目指し、今後もより多くの情報を北に送る」と語った。同団体は昨年10月と今年5、6月にも、大型風船を使ってビラや医薬品などを北朝鮮に飛ばしている。
韓国政府は南北関係への影響などを考慮し、国内の団体に北朝鮮へのビラ散布を自制するよう繰り返し求めてきた。
文在寅(ムン・ジェイン)前政権期の2020年、統一部は自由北韓運動連合によるビラ散布が南北境界地域の住民の生命と安全を脅かし朝鮮半島の緊張を招くとして、同団体の設立許可を取り消した。団体は統一部長官を相手取り処分の取り消しを求める訴訟を起こしたが、一・二審で敗訴。だが、大法院(最高裁)は今年4月、二審判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻した。同高裁は先月、法人設立許可を維持すべきとの趣旨の調停勧告案を提示した。
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