この日トレーニングのなかった体操女子、スケートボード、卓球、eスポーツの選手24人が大会に参加する1140人の韓国選手団を代表し、太極旗(韓国の国旗)を掲げて入村式の会場に入った。愛国歌(韓国の国歌)が流れ、太極旗が掲揚されると、レインコートを着た選手らは厳かな表情で見つめた。
入村を記念して選手村長から崔団長に陶磁器が贈られ、崔団長は朝鮮王朝時代を代表する画家、金弘道(キム・ホンド)の画集を贈った。
韓国選手団の本隊を率いて前日に杭州入りした崔団長は「選手村の施設も良好で、新型コロナウイルス感染症で混乱していた東京五輪の時と比べると、今大会はこれまでのところ非常に順調だ」と語った。
今大会で、韓国選手団は金メダル50個以上獲得、総合順位3位を目標に掲げている。2位入りが有力視される日本との差をできるだけ縮める考えだ。水泳、アーチェリー、ソフトテニス、囲碁など強みを持つ競技で好成績を収めて5年前のジャカルタ・アジア大会の不振を挽回し、10カ月後に迫った2024年パリ五輪へ希望をつなぐ覚悟で、24日からの本格的な戦いに挑む。
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