共有宿泊施設(ゲストハウス)の利用料金が1年前に比べて安くなったという調査結果が出た。民泊プラットフォームのエアビーアンドビー(Airbnb)は、今年の7月時点でベッドルーム1つが提供されるゲストハウスの1泊平均利用料金は127ドル(約1万8700円)で、1年前に比べて1%安くなったと明らかにした。Airbnbは独自の利用者コミュニティを通じて集計した結果を発表し、不動産の分析機関であるコスタ(CoStar)の資料を引用し、同じ期間に全世界のホテルの客室料金は平均10%上昇した163ドル(約2万4000円)だと明らかにした。

ゲストハウスの利用料金が安くなった要因について、ホスト(ゲストハウスの提供者)全体の80%が料金の管理機能を使用しているためだとするのがAirbnb側の説明だ。今年に入ってから清掃費を下げたり、またはなくしたりした宿舎は約26万ヵ所で、客室清掃費を最初から免除するゲストハウスも約300万ヵ所に達することが分かった。

Airbnbが提供する料金管理機能は、ホストが近隣の類似したクラスの宿泊施設と料金をリアルタイムで比較できるサービスだ。ホストはこのサービスを通じて、近隣の宿泊施設よりも競争力のある価格を設定することができる。韓国など一部の国だけで提供していた同サービスは、2022年11月に全世界に拡大された。

Airbnb側は「料金管理機能を利用して近隣の宿泊施設と価格をリアルタイムで比較しているホストは約68万人」とし、「このうち3分の2を越えるホストが週間または月間割引を通じてより安い料金で宿泊施設を提供している」と説明している。

ゲストハウスの利用料金引き下げの要因として挙げられた清掃費は、Airbnbがサービス改善のために実施した利用者を対象にしたアンケート調査で最も多くの回答が出た部分だ。5月に約3300件の回答が提出されたアンケート調査で、利用者は「より安い清掃費」を最も改善が必要な部分として指摘している。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107