駐韓ロシア大使館は21日午後、フェイスブックを通じて「韓国の大統領が国連総会の基調演説で露朝協力を非難するため、米国が主導し米国と韓国メディアが支援する宣伝活動に参加したことに対し、深い遺憾を禁じ得ない」と伝えた。
ロシア大使館は「ロシア連邦は、われわれの善き隣人であり長くからのパートナーである朝鮮民主主義人民共和国との関係発展に関する義務をはじめ、われわれが約束した全ての国際義務を変わることなく順守している」と主張した。
つづけて「われわれは、ロシアとの互恵的な意思疎通や協力においてしっかりとした経験を持っている韓国の指導部が、現在の状況そして韓国が引き続き反露路線を進む場合、それが露韓関係と朝鮮半島情勢に及ぼす否定的な影響を冷静にみつめ、客観的に評価することを求める」と伝えた。
尹大統領は基調演説で「世界平和の最終的守護者であるべき国連安保理常任理事国が、他の主権国家を武力で侵攻し戦争を起こし、戦争の遂行に必要な武器と軍需品を、安保理決議を正面から違反している政権から支援を受けるという現実は、まさに自己矛盾だ」と指摘した。
つづけて「北朝鮮がロシアに在来式武器を支援するかわりに、WMD(大量破壊兵器)の能力強化に必要な情報と技術を得ることになれば、ロシアと北朝鮮の軍事取引はウクライナだけでなく韓国の安保と平和を直接狙った挑発になる」とし「韓国と同盟国・友邦国たちは、これを座視することはない」と語った。
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