韓国経済の成長率が初めて3年連続で経済協力開発機構(OECD)の平均を下回る危機に直面している。企画財政部などによると、OECDは19日に発表した中間経済予想で、今年の韓国の経済成長率を1.5%と予想している。日本の成長率の予想値は1.8%で、通貨危機以降で初めて代表的な低成長国である日本より低い成長率を記録するものと予想されている。

今回の韓国の成長率予想値は6月当時の予想値と同じ水準だ。韓国の成長率が足踏みしている間に、世界の主要国家の予想値は続々と上方修正された。米国は1.6%から2.2%、日本は1.3%から1.8%、フランスは0.8%から1.0%へとそれぞれ成長率の予想値が引き上げられた。

世界経済と主要20ヵ国(G20)の成長率予想値も従来より0.3%ずつ上昇した。これに先立って6月に発表されたOECD平均の成長率予想値は1.4%だったが、最近の主要国の景気回復傾向を考慮すると、11月の経済予想では上方修正されるものとみられる。

韓国の成長率は現状維持さえも容易ではない見通しだ。OECDは1.5%の成長率を提示しているが、韓国政府と韓国銀行、国際通貨基金(IMF)の予想値は1.4%だ。さらにアジア開発銀行(ADB)は1.3%の予測値を提示している。

下半期には経済が好転するという見通しも次第に不透明になってきている。輸出の伸び悩みと高騰する原油価格のためだ。このような傾向が年末まで続けば、今年の韓国はOECD加盟国の平均より低い経済成長率を記録する可能性が高いものとみられる。
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