中国・四川省、犬を連れてエレベーターに乗り隣人と殴り合いに…双方に行政拘留処分＝中国報道

中国・四川省にあるマンションで8月末、1人の女性が犬を連れてエレベーターに乗ったことで、隣人と口論となりケンカに発展したことについて、現地の警察が23日夜、双方の処分について公式文書を発表した。

争いはことし8月26日に四川省自貢（じこう）市にあるマンション内で発生した。

26日午後6時ごろ（現地時間）、万某（女、32）と李某（男34）夫婦は地下1階からエレベーターに乗り込んだ。エレベーターが1階に到着すると、張某（女、23）が成犬のサモエドを連れて乗り込んできた。

万某は犬が自分の身体に触れると、張某に対し犬を接触させないよう求め、口論となった。

夫婦がエレベーターを降りると、後ろから張某が追いかけていき、万某と張某の女性2人がつかみ合いのケンカとなる。夫の李某は仲裁に入っている間に、張某にかみつかれたという。

万某が警察に通報し、医師の診察の結果、張某と李某のケガの度合いは軽症、万某は軽症にも満たないと判断された。

警察は8月26日と9月17日の2回にわたって双方の和解を試みたが、合意に至らず、法律に従って暴行をはたらいた張某に対し4日、万某に対し3日の行政拘留に処することを決定した。

また、警察の調査が行われている間に、張某が自身のSNSを通じて「警察官が私に手錠を掛けて脅迫した」、「万某が人を使って私の家族を傷つけると脅迫してきた」など、虚偽の内容を掲載していた。この行為に対し、警察は張某にさらに10日間の行政拘留を命じた。