SKCとエコバンスは2025年の稼働を目標に、PBAT(ポリブチレン・アジペート・テレフタレート)工場の建設を進める計画だ。同工場の年産規模は、単一の工場として世界最大規模の7万トンに達する。
さらにSKCの生分解性ライメックス(LIMEX)事業を推進する、SK TB Mジオストーン(GEOSTONE)の工場も、共に建設するとしている。SK TB Mジオストーンはハイフォン市の経済特区に、2025年まで年産3万6000トン規模の工場を建設する。これに先立ち2021年にSKCは、石灰石とプラスチック樹脂を合わせ、プラスチックの使用を減らす生分解性ライメックスの技術を持つ日本企業TBMと、合弁会社であるSK TB Mジオストーンを設立していた。
生分解性ライメックスは、石灰石とプラスチックの代わりに生分解性樹脂であるPBATを合わせたエコな新素材だ。SKCは、ベトナムが誇る豊富な石灰石埋蔵量と、PBATを生産するエコバンスとの相乗効果で、優れた品質と価格競争力を実現できると展望している。
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