AIIT ONE、サウジ中央銀行のデジタル通貨と中東地域通貨の発行へ第一歩…PoCを実行へ
AIIT ONE、サウジ中央銀行のデジタル通貨と中東地域通貨の発行へ第一歩…PoCを実行へ
Web3.0専門企業AIIT ONE(エイトワン/代表イ・ジンヨプ)がサウジアラビア中央銀行とデジタル通貨(CBDC)発行ミーティングを行い、今後技術的なミーティングを再び行うことにした。

 また、サウジアラビアの首都リヤド地域のデジタル通貨を作るためのPoC(Poof of Concept/概念実証)について協議中だと明らかにした。

 AIIT ONEは先月17日、リヤドでサウジ中央銀行とSAUDI PAYMENTS関係者らと会った席でこのように協議し、最近これを実行するための詳しいPoC初期作業に着手した。

 双方は初会合後、△サウジの地域通貨にコインを活用、△SAUDI PAYMENTSと連動PoC、△CBDCとトークン証券(STO)同時対応プラットフォーム、△サウジアラビアブロックチェーンクラスター造成などブロックチェーンフィンテック分野の協力に拍車をかけている。AIIT ONEが行うPoCはデジタル通貨の△製造、△発行、△回収、△流通など全過程の運営検証が含まれる予定。SAUDI PAYMENTSはサウジ中央銀行の子会社でサウジアラビア内の決済および金融標準化技術を提供する企業である。

 AIIT ONEは特に、プサン(釜山)市の地域貨幣であるトンベクジョン事業をモデルに提示。これを基盤にリヤドの地域貨幣である「リヤドコイン」構築を提案した。

 AIIT ONEはすでにIBMが開発し、リナックスが運営するハイパーレジャーファブリック(Hyperledger Fabric)基盤のブロックチェーンソリューションを保有している。 ブロックチェーンデータを国内最高速度で処理できる技術を保有している点も両社の協力速度を高める契機になった。PoCの成功で本契約に至ると韓国型デジタル通貨モデルが海外に融合される初めての事例になるものと見られる。これをきっかけにAIIT ONEはエジプト、インドなどにもCBDC構築提案書を出す予定だ。

 ミドルイーストインベストメント議長でありAIIT ONE議長であるBruce JEONG氏は「サウジ側はAIIT ONEがマルチブロックチェーンコアを初めて開発したレファランスを高く評価した。11月初めに再びサウジアラビアを訪問し、具体的な協力方案を準備したい」と明らかにした。
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