韓国科学技術情報通信相「処理水放出、IAEAが徹底して検証に乗り出すべき」
韓国科学技術情報通信相「処理水放出、IAEAが徹底して検証に乗り出すべき」
「福島第1原子力発電所“放射能処理水”の海洋放出が計画通り支障なく順守されるよう、IAEA(国際原子力機関)が持続してモニタリングをしていかなければならない」

韓国のイ・ジョンホ(李宗昊)科学技術情報通信相は、25日からオーストリアのウィーンで開かれている「IAEA総会」の基調演説で先のように語った。

全世界の177か国・2800余人が参加している今回の総会で、イ科学技術情報通信相は基調演説を通じて「処理水放出」や「北朝鮮の核安保」など、国際社会の懸案に対応した韓国政府のメッセージを伝えた。

イ科学技術情報通信相は「今回の総会は、何よりも福島汚染水(放射能処理水)の放出が始まって以降初めて開催された総会であることから、国際社会の参加を基に検証された放流計画が確実に順守されるよう、IAEAが積極的にその役割を果たさなければならない」として、国際社会の協力の必要性を強調した。

イ科学技術情報通信相は26日(現地時間)にラファエル・グロッシIAEA事務局長と、福島処理水の海洋放出について会談を行なう予定である。この席でイ科学技術情報通信相は、1次放出が異常なく完了しても韓国民の不安と懸念が高い状況であることを説明し、IAEAの徹底したモニタリングを求めるものとみられる。また現在運営中である「韓-IAEA間情報メカニズム」をはじめIAEAが計画している放出安全性検証活動にも、韓国が持続的に参加できるよう詳細事項を話し合う予定である。

この他にもイ科学技術情報通信相は「北朝鮮の不法な核開発と脅威は国際平和と安全への重大な挑戦であり、国際非拡散体制に対する深刻な脅威だ」と訴え、北朝鮮がすみやかに不法な挑発を中断し、完全な非核化の道へと進むことを求めた。

また「北朝鮮問題への対応過程で、IAEAをはじめとした国際社会と積極的に協力していく」という韓国政府の意志も表明した。

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