「ドローン」を活用した生態分析で「イノシシ」の被害を防ぐ=韓国
「ドローン」を活用した生態分析で「イノシシ」の被害を防ぐ=韓国
韓国環境部(省)所属の国立生物資源館は26日「先端無人機(ドローン)により、韓国の山地に適した ”イノシシ探知標準化技法”を開発し、ライダー(LiDAR)センサーを活用した3次元の生息空間を構築した」と明らかにした。

「ライダー」とは、パルスレーザーを発射してその光が対象物体に反射し戻ってくる時間により物体との距離を測定し、物体の形状を立体的にイメージ化する技術のことをいう。

国立生物資源館は、今回のドローンを活用した生態分析により、イノシシの正確な位置情報を確保し、これを基にイノシシの移動や摂食活動・休息地など、生息の特性を正確に把握することができるようになった。

また国立生物資源館は、先端センサーを搭載したドローンによるイノシシ探知標準化技法を開発することで、イノシシの分布測定(モニタリング)および生息地分析研究に拍車をかけ、野生のイノシシの被害を先制的に減らす方法を見出す計画である。

国立生物資源館のソ・ミンファン館長は「ドローンを活用して、急傾斜地のような接近の危険または不可能な地域におけるイノシシの生息密度を把握し、現場調査に基づいた生息密度の結果を補完することができるだろう」と語った。

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