与党「国民の力」のキム・ギヒョン代表は26日、国会警備隊を訪れ激励した。キム代表は、当時、支持者による騒ぎを防ぐため投入されたパク・ジョング警監(51・男)とイ某警長(29・女)のもとを訪れ激励した。与党代表が国会警備隊庁舎を訪問したのは今回が初めてだ。
これに先立ち、今月14日に李代表の支持者と推定される50代の女が振り回した凶器により警察官が負傷する事件が発生した。警察と国会関係者などによると、女(56)は午後7時52分ごろ国会本庁前で李代表の顔が描かれた大型の写真を地面に置き、「李代表を病院に移送せよ」と叫び、退去要請を受けた。
しかし女はこれに応じず暴言を吐きながら、かばんから凶器を取り出し警察官に向けて振り回した。女は22日に拘束状態で検察に引き渡された。李代表は前日に断食場所を国会本庁内の党代表室に移しており、現場にはいなかった。
当時、イ警長は女が振り回した凶器により左手と顔を負傷した。女を制圧しようとしたパク警監は右の太ももと腕をかまれた。女が振り回した凶器により右腕を負傷したノ某警査(31)は縫合手術を受け回復中にある。
警察官らの被害写真を見たキム代表は、「特定の政治家を支持することはいくらでもあることだが、凶器を持って故意に警察官を攻撃することはあってはならない」とし、「国会に責任を持つ与党の代表として申し訳ない」と話した。
キム代表は、「到底納得できない前例のない出来事」とし、「再発を防ぐ具体的な方案を積極的に検討する」と約束した。
この席では事件で負傷したパク警監が尹大統領の大統領選挙候補当時に警護を担当していたという履歴も紹介された。パク警監は昨年2~3月に警察庁警護課に所属し尹候補の警護3チーム長として活動した。尹大統領が訪れる遊説現場の密着警護とキム・ゴンヒ(金建希)夫人の事前投票現場で直接警護を担当した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85