韓国の労働時間、中南米を除き「最長」…労働生産性もOECD中「最下位圏」
韓国の労働時間、中南米を除き「最長」…労働生産性もOECD中「最下位圏」
韓国の労働時間は減少し続けているが、OECD(経済協力開発機構)の加盟国のうち一部の中南米の国を除き、最も長いことがわかった。また労働生産性も、依然として最下位圏にとどまっている。

韓国国会予算政策処によると、韓国の労働時間は政策的努力などを基に、2014年以降減少し続けている。就業者の平均週間労働時間(2022年基準)は38.3時間で、2008年(46.0時間)に比べ16.7%減少した。

この労働時間の持続的な減少は、パートタイム労働者の増加が一部起因している。

36時間未満のパートタイム労働者は2022年に802万8000人となり、2008年(346万1000人)に比べ132%も増加している。これにより、全労働者におけるパートタイム労働者の割合は、14.8%から29.1%へと14.3%も上昇した。

一方、労働時間が減少したことにより、労働投入時間の1時間あたりに生産される付加価値である「労働生産性」は増加し続けている。

2022年の1時間あたりの労働生産性は、2012年に比べ13.3%上昇した。

ただ、労働時間と生産性を他国と比べると、韓国の年間労働時間(2021年)は1910時間で、OECD36か国(コロンビア・トルコを除く)のうち4番目に多い。また、OECDの平均である1716時間より194時間も多い。

韓国の1時間あたりの労働生産性は、OECDで最も高いアイルランドの約33.5%の水準で、OECDの平均と比べても80.0%の水準にとどまっている。

イ・ジョンシク(李正植) 雇用労働相はことし7月、記者たちに「労働時間を減らすことのできる方法を見出し、9月の定期国会で(補完された立法が)議論されるよう最善を尽くしていく」と語っている。

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