尹大統領はこの日の午前、チョンワデ(青瓦台)の迎賓館で “原爆被害同胞招請昼食懇談会”を開き「民族最大の名節である秋夕(チュソク・中秋節)を、皆さまと一緒に迎えることができうれしい」と語った。
尹大統領は、ことし5月に広島で開かれたG7サミットに出席したことを機に、被爆者とその子孫たちに会い「秋夕には、同胞を故国にお招きする」と約束していた。
尹大統領は「数万人の韓国人が、原爆の被害により生命と生活基盤を失った」とし「植民地時代に他郷暮らしをしていた中で受けた被害であったため、その悲しみと苦痛は一層大きかっただろう」と語った。
つづけて「長い間ギクシャクしていた韓日関係が、皆さまの生活をつらくさせたということをよく知っている」とし「政府は同胞の皆さまの痛みから、これ以上目を背(そむ)けはしない」と語った。
また「私はことしの5月広島で岸田文雄首相と共に、韓国人原爆犠牲者の慰霊碑に参拝した」とし「遠い異郷で戦争の惨禍に遭った原爆犠牲者を追悼し、平和と繁栄の未来を共に開いていくことを誓った」と語った。
つづけて「わが政府は自由・人権・法治の普遍的価値を共有している最も近い隣国である日本と協力しながら、域内と世界の平和・繁栄を増進させていく」と語った。
さらに「皆さまの痛みと犠牲への慰めは、きょうのこの場だけで終わるのではない」とし「韓日関係を未来志向的に発展させていき、わが同胞をしっかり支援するため最善を尽くしていく」と語った。
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