モンゴルMZ世代に人気「韓国焼酎とビール」輸出急増
モンゴルMZ世代に人気「韓国焼酎とビール」輸出急増
昨年モンゴルで、韓国ビール輸出額が2倍ほど増えたことが分かった。韓流の影響で韓国ビールが大きな人気を得ているうえ、モンゴルの若者を中心にアルコール度数の低い酒類を好む傾向にあり、ビールの消費が増えている。

30日、Kotra(コトラ)によると、2022年韓国の対モンゴルビール輸出額は935万ドル(約14億円)で、前年(471万ドル、約7億円)比98%増加した。モンゴル全体のビール輸入額としては中国(1077万ドル、約16億円)の次に規模が大きかった。モンゴルは年間22カ国以上から3047万ドル(約45億5000万円)に相当するビールを輸入している。Kotra関係者は「韓国ビールの輸入量が増えたのは韓流の影響が大きい」とし「最近若者の消費者が韓国の焼酎のビール割り“ソメク”文化に関心が高く、焼酎とビールの需要が急増したものと見られる」と分析した。

モンゴル人は度数が高い酒を好む傾向だったが、最近はアルコール度数が低い酒類を好み、全体的にビール消費が増えている傾向だ。2022年基準、モンゴル統計庁資料によると、モンゴル酒類メーカーのビール生産量は1億2406万リットルで前年比18%増加した。月平均一人当たりのビール消費量は6.1リットル水準であるとKotra側は推定した。新型コロナウイルスにより、家庭でビールなどを一人で飲む文化も広がるにつれ、このような主流消費トレンドの変化はさらに加速している。

韓国輸入ビールのうち、77%を占めているCass(カス)ブランドは、2000年からモンゴルの輸入ビール順位1位を記録している。苦みが少なく、アルコール度数は6.9と高く、コストパフォーマンスが良いとし、男性消費者に人気が多い。この他にもOB(オービー)・hite(ハイト)・KUMIHO(クミホ)・JEJU BEER(チェジュビール)なども韓流影響で現地で人気を高めている。モンゴルに韓国コンビニが続々と進出した影響もある。2018年にCU、2021年にGS25コンビニエンスストアがモンゴル市場に進出した。Kotra関係者は「コンビニの拡大で韓国料理だけでなく韓国ビールの人気が、さらに高まったものと見られる」と分析した。

Kotra関係者は、今後もモンゴルの若い層の輸入ビール消費がさらにあると見込んだ。Kotra関係者は「現地生産ビール価格に比べ輸入ビール価格は20~30%以上高いが、新商品を試みたいという興味と、SNSなどの影響で、輸入ビール市場はさらに拡大すると予想される」と述べた。

特に「韓流がすでに社会に広まっているといえるモンゴルの場合、韓国ドラマや多様なコンテンツなどの影響で、韓国ビールが大きな人気を得ており、急激な成長を見せている」とし「成長しているモンゴル輸入ビール市場で、韓国ビールが消費者の好みに合った多様な商品発売、韓流人気などをもとに、さらに市場シェアを高めることができるだろう」と見通した。

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