第28回釜山国際映画祭のオープニング作品「韓国が嫌いで」(同映画祭側提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
第28回釜山国際映画祭のオープニング作品「韓国が嫌いで」(同映画祭側提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【釜山聯合ニュース】第28回釜山国際映画祭(BIFF)が4日、韓国南部・釜山で開幕する。

 開会式は同日午後6時から、海雲台の映画祭専用館「映画の殿堂」の野外劇場で開催される。 

 運営委員長職の新設などを巡る内紛で辞任した執行委員長に代わって俳優のソン・ガンホが映画祭のホスト役を務め、招待された俳優や監督を迎える。

 今年の映画祭では、オープニング作品の韓国映画「韓国が嫌いで」(原題、チャン・ゴンジェ監督)をはじめとする69カ国・地域の209作品が四つの劇場の25スクリーンで上映される。

 コンペティション部門「ニューカレンツ」では韓国映画「あの夏の日のうそ」(原題、ソン・ヒョンロク監督)、関東大震災当時の朝鮮人虐殺を描いた日本映画「福田村事件」(森達也監督)など10作品がトロフィーをかけて争う。

 今年3月に死去した日本の音楽家、坂本龍一をしのぶ特別上映も行われる。

 また、特別企画プログラムとして、東南アジアのなかでも映画産業が盛んなインドネシアにスポットを当てた「インドネシア映画のルネサンス」も実施される。

 映画祭の期間中には釜山の展示コンベンションセンター、BEXCOで「アジアコンテンツ&フィルムマーケット」が昨年に比べ規模を拡大して開催される。

 映画祭は、13日午前の記者会見と同日夜の各部門の授賞式に続き、クロージング作品に選ばれた中国のニン・ハオ(寧浩)監督の「映画の皇帝(The Movie Emperor)」(原題)の上映で幕を下ろす。


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