ホン・イクピョ(洪翼杓)共に民主党院内代表は4日、MBCラジオの番組に出演し「(国民の力が)聴聞会そのものを白紙に戻そうとする考えを持っているのではないかという疑念を拭えない」と指摘した。
洪院内代表は「ソウル市カンソ(江西)区庁長選挙を控え、金候補の聴聞会が行われる場合、世論にかなり否定的な影響を与えかねず、長官の実力自体も備えていない姿がメディアを通じて公開されることに不安があったようだ」と強調した。
国民の力は共に民主党が27日、単独で金候補の聴聞会日程と証人採択案件を議決したことを謝罪しなければ聴聞会に応じないとしている。
共に民主党は、国民の力が金候補に対する疑惑を恐れ、聴聞会の不発が目標だと判断している。
洪院内代表は国民の力の謝罪要求に対し「いったい何を謝罪しなければならないのか分からない」としながらも「証人については今からでも多少協議できる。ひとまず5日に聴聞会を開くなら、その後からは柔軟に協議することができる」と余地を置いた。
チャン・ギョンテ(張耿態)最高委員も最高委員会議で「秋夕(チュソク、中秋節)の連休中に何を間違って召し上がったのか。いくら考えても金候補について無数の問題が提起されることを恐れ、逃げる決定をしたとしか解釈できない」と厳しく批判した。
共に民主党は人事聴聞会を翌日に控えたユ・インチョン(柳仁村)文化体育観光部候補についても非難の矛先を向けた。
柳候補が書面質疑答弁書でイ・ミョンバク(李明博)政府当時に文化芸術界‘ブラックリスト’疑惑について「李明博政府ではブラックリストはなかった」と答えたことに批判が集中した。
柳候補聴聞会を進行する国会文化体育観光委員長でもある洪院内代表はラジオ番組で「ブラックリストは経験した人の考えであり、作ったりする位置にいた人たちはそれをブラックリストだと認知さえしていない」と言い放った。
コ・ミンジョン(高旼廷)最高委員も最高委員会議で「書面答弁書を見れば厚かましさは極限に達している。世の中が皆知っている事実を否認している」と声を高めた。
共に民主党は6日、国会本会議でのイ・ギュニョン(李均龍)最高裁判所長官候補任命同意案の表決にと関しても否決態勢を取っている。パク・ヨンジン(朴用鎮)議員など、李候補の人事聴聞特別委員会所属の共に民主党議員たちはこの日の午前、自党の議員たちに送った親典で「断固として否決を要請する」と促した。
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