バイオ燃料を提供する石油会社、原材料を運送する鉄鋼会社、船舶を運営する船会社の3社が手を結び、世界の海上バリューチェーンにおける二酸化炭素(CO2)削減を進めていく。手始めに10月初め、ポスコがバルク船にバイオ燃料を提供して試験運用を行う。
GSカルテックスの船舶用バイオ燃料はバイオマスなどの製品を対象とした欧州連合(EU)の認証規格「ISCC EU」に適合している。これにより荷主のポスコにとってはカーボンニュートラルの達成、また船主であるHライン海運にとってはCO2規制対応が、それぞれ可能となるとみられる。
ポスコは2018年から、船舶の排出ガスに含まれる硫酸化物の削減のためバルク船を対象に脱硫酸化物設備を装着。2021年に世界で初めて液化天然ガス(LNG)による大型バルク船を運用するなど、海洋環境の保護に向けた活動を行っている。
一方GSカルテックスはことし9月から2024年12月末まで、産業通商資源部が主管する「船舶用バイオ燃料導入計画」に参加し、韓国内外の船会社に対しバイオ燃料を供給していく計画だ。
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