同社が米国とカナダ、メキシコでNACSの採択を決めた背景には、北米地域に設置されているNACSのスーパーチャージャーが、1万2000基に上ることがある。とくに米国では、全体の約60%がNACS規格だ。
一方、800ボルト以上の高速充電に対応する現代自動車のEVが、400ボルトのシステムを使うテスラのスーパーチャージャーを利用した場合、充電速度が顕著に遅くなる問題があった。これを解決するために同社はテスラと協力し、充電速度の最適化を進めている。
ただし現代・起亜自動車は自社EVの利用者がスーパーチャージャーを使う際、テスラではなく自社アプリを利用するようにする計画だ。
また米国とカナダ、メキシコなど北米を除く国では現行通り、急速充電規格「CCS」の準拠を維持する。
このほか米国の完成車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、欧州の同業ステランティス、ドイツの同業BMW、メルセデスベンツ、ホンダと合弁会社を設立して進めている、EV用高出力充電ネットワークの構築事業は変わらず進めていく。
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