現代・起亜自動車が北米でテスラの充電規格を採用、北米以外では従来の方式で統一=韓国報道
現代・起亜自動車が北米でテスラの充電規格を採用、北米以外では従来の方式で統一=韓国報道
現代・起亜自動車の北米法人は2024年10~12月期から、北米で販売する電気自動車(EV)に米EV大手テスラの急速充電規格「NACS」を採用することを決めたと5日(現地時間)、発表した。カナダで販売されるEVには、2025年1~3月期からNACSを適用する。それ以前に生産されたEVには、2025年1~3月期からNACS用アダプターを提供する。

同社が米国とカナダ、メキシコでNACSの採択を決めた背景には、北米地域に設置されているNACSのスーパーチャージャーが、1万2000基に上ることがある。とくに米国では、全体の約60%がNACS規格だ。

一方、800ボルト以上の高速充電に対応する現代自動車のEVが、400ボルトのシステムを使うテスラのスーパーチャージャーを利用した場合、充電速度が顕著に遅くなる問題があった。これを解決するために同社はテスラと協力し、充電速度の最適化を進めている。

ただし現代・起亜自動車は自社EVの利用者がスーパーチャージャーを使う際、テスラではなく自社アプリを利用するようにする計画だ。

また米国とカナダ、メキシコなど北米を除く国では現行通り、急速充電規格「CCS」の準拠を維持する。

このほか米国の完成車大手ゼネラル・モーターズ(GM)、欧州の同業ステランティス、ドイツの同業BMW、メルセデスベンツ、ホンダと合弁会社を設立して進めている、EV用高出力充電ネットワークの構築事業は変わらず進めていく。

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