6日、フジニュースネットワーク(FNN)は、周囲の安全を脅かしかねない「外交特権の闇」を取材したとし、東京港区の道路を走る車両1台を報道した。
車両は内部がほとんど見えないほど濃いフロントガラスであった。これは韓国大使館所属の外交車両と確認された。
日本の法令は、車両フロントガラスなどに70%以上の可視光線透過率を満たすようにしており、基準を満たさないフィルムは禁じている。
FNNは約4時間に、違法をみられる韓国大使館車両を3台も発見したと伝えた。
メディアは「韓国も日本と同様にフロントガラス着色の基準を設けているが、実際にはほとんど取り締まりがなされていないのが現況」としながら、韓国ソウル市クァンファムン(光化門)を扱った。光化門の信号待機中の車両を見ると、フロントガラスから車両の中を見ることができない場合が多いと伝えた。
続いて「こうした状況はあくまで韓国国内の話だ」とし、韓国大使館の不法スモークフィルムの背景には「日本の法律では裁判されない外交特権の威力」があると指摘した。
また「行政と警察は恐れずに対処する必要がある。悪質な違反や、(日本法令に)従わない場合には外務省がナンバープレートを発行しない対策もある」とし、日本政府の対応を促した。
上川陽子外務大臣はこの日の記者会見で関連質問を受け「確認の結果、韓国大使館が保有車両の一部に適合しないフィルムを付着している事実を確認し、法令に合わせて対応したという話を聞いた」と述べた。
また「外交関係に対するウィーン条約上、外交団は駐在国法令を尊重する義務がある」とし、「外務省は今後も在日外交団に対し、日本の交通法令を守るよう注意喚起する努力を繰り広げていく」と付け加えた。
韓国大使館側は「法律に違反したと認識できなかった」とし「数日前に放送会社の取材をきっかけに基準違反事実を知り、大使館保有車両運転席と補助席のフィルムを変えた」と明らかにした。
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