5日(現地時間)、フランスの日刊紙ル・パリジャンによると、パリの東側12区にある高校でトコジラミ(南京虫)が見つかり、生徒1200人と教師150人が登校を中止した。学校側によると「トコジラミ(南京虫)探知犬」を投入し、図書館、職員室、一部教室などにトコジラミ(南京虫)が生息していることを確認したという。
5日(現地時間)エマニュエル・グレゴワールパリ副市長も、自身のX(旧Twitter)に「報道された高校は月曜日から授業を通常通り行うために全体的に点検を実施した。トコジラミ(南京虫)の問題はしっかりと管理する必要がある」と強調した。
フランス市民は公共施設を利用することに消極的な雰囲気だ。パリ交通公社(RATP)とフランス鉄道公社(SNCF)には各々、10件、37件のトコジラミ(南京虫)を見たという通報があったことが明らかとなった。ザ・ガーディアンなどの外信は、パリ交通当局はパリの地下鉄内ではトコジラミ(南京虫)は確認されなかったと公式発表したが、SNS上では地下鉄にトコジラミ(南京虫)がうごめく映像や写真が広がり、市民は地下鉄利用も敬遠していると報道した。結局、クレマン・ボーヌ交通担当大臣は公共交通機関内の防疫作業を強化し、列車には探知犬を投入することにした。
人と動物の血を吸うトコジラミ(南京虫)は、ベッドのマットレス、衣類などに生息し、駆逐も難しい。トコジラミ(南京虫)は群れをなして動き回って吸血するため、体に線状の小さな傷跡があれば、トコジラミ(南京虫)の生息が疑われる。カーペットを敷いている家庭では、最悪の場合、家具をすべて捨てなければトコジラミ(南京虫)を駆逐できないほど悪名高い寄生虫だ。
フランスではオリンピックを来年に控える中、トコジラミ(南京虫)の大量発生を受け、公共交通機関などの防疫を強化する方針を打ち出している。
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