中国は金201個、銀111個、銅71個を獲得。1982年のニューデリー大会のメダルランキングで日本に代わって1位に輝いた後、41年にわたり11大会連続でアジア王者を守っている。
特に2010年の広州大会以来の自国開催となった今大会は、広州大会で獲得した金メダル数(199個)を上回った。
2位の日本(金52、銀67、銅69)、3位の韓国(金42、銀59、銅89)などは引き立て役に甘んじるほかなかった。
韓国は10年の広州大会、14年の仁川大会で70個以上の金メダルを獲得したが、18年の前回ジャカルタ大会と今大会は40個台でメダルランキング3位にとどまった。
韓国スポーツ界は選手層が薄くなって五輪や国際大会での競争力低下が指摘されるが、今大会でも地盤沈下ぶりを露呈した。
日本はスター選手が多く出場した東京五輪前のジャカルタ大会で韓国を退け24年ぶりに2位となったが、今回はパリ五輪に集中するために一線級がほぼ出なかったにもかかわらず韓国を上回った。日本と韓国の金メダル数の差は前回の26から縮まったが、力の差が接近したかどうかは判断しがたい。
韓国の今大会の金メダルのうち、フェンシングと競泳がともに6個で最多。次いでテコンドー(5個)、アーチェリー(4個)の順。前回大会でメダルなしだったバドミントンは女子団体と女子シングルスで計2個の金メダルを獲得した。
今後が楽しみなのは競泳で20歳のエース黄宣優(ファン・ソヌ)を中心に金メダル6個のほか、銀メダル6個、銅メダル10個を獲得した。
韓国は今大会から正式競技となったeスポーツでも2個の金メダルを獲得した一方、伝統的に強かった競技が振るわなかった。射撃で金2個、柔道とテニスで金1個ずつにとどまり、レスリングは金なしに終わった。
大韓体育会の関係者は「期待していた競技が不振だったため目標の金メダル50個に及ばなかったが、総メダル獲得数(190個)は前回大会(177個)より増えた。多彩な競技で金メダルを獲得したことを前向きに評価している」と話した。
一方、ジャカルタ・アジア大会以来5年ぶりに国際大会に復帰した北朝鮮は金11個、銀18個、銅10個の計39個のメダルを獲得した。北朝鮮は21年に開催された東京五輪に参加せず、22年末まで国際大会への出場を禁じる懲戒処分を受けた。
前回ジャカルタ大会より金メダルは1個少ないが、総メダル数は2個増やして存在感を示した。ただラフプレーや日本チームのスタッフへの威嚇行為などで物議を醸した。
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