北朝鮮、韓国のサッカー代表チームを「傀儡」と呼ぶ
北朝鮮、韓国のサッカー代表チームを「傀儡」と呼ぶ
「競技は、わが国のチームが傀儡(かいらい)チームを、4対1という圧倒的な点数の差で勝利した」

上記の内容は、北朝鮮が公式メディアである朝鮮中央通信と労働新聞を通じて、先月30日に開かれたアジア大会の女子サッカー準々決勝の結果を報じたものである。「わが国のチーム」とは北朝鮮の女子サッカー代表チームを指し、「傀儡チーム」とは韓国の女子サッカー代表チームのことを指す。

北朝鮮の新聞・テレビ・ラジオなどの官営メディアでは、「南朝鮮」(韓国の意)という呼称が最近なくなり、「傀儡」という単語が韓国政府を指す表現として固定していることがわかった。

南北の対峙(たいじ)が高まる中、北朝鮮が韓国政府を見下し、韓国への敵がい心を強めるためのものだと分析される。

「傀儡」とは操(あやつ)り人形を意味する単語で、北朝鮮の辞書には「帝国主義をはじめとした外来侵略者たちに隷属(れいぞく)し、その手下となって祖国と人民を売り飛ばす民族の反逆者またはそのような人たちによる政治的集団」と綴られている。

朝鮮労働党の機関紙である労働新聞で、最後に「南朝鮮」という表現が登場したのは9月13日で、最近の労働新聞は韓国を「傀儡地域」と呼んでいる。

朝鮮中央テレビとラジオの朝鮮中央放送で使われた「南朝鮮」という表現は、7月15日が最後であった。また、朝鮮中央通信で「南朝鮮」という表現が使われたのは8月16日が最後であった。

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