今シーズンから、EXO Manシステムが導入に。
今シーズンから、EXO Manシステムが導入に。
所属事務所SMエンタテインメント(以下、SM)との専属契約をめぐり、一波乱あった「EXO」と「SUPER JUNIOR」の旅バラエティーが相次いで放送され、メンバーたちの深い絆は健在であることを見せた。

EXO の最新ニュースまとめ

「EXO」は「EXOのあみだで世界旅行」シリーズの第4弾となる「EXOのあみだで世界旅行~ 巨済&統営編~」がWavveで先に配信が始まった後、Mnetで毎週水曜(8月16日~9月20日)全6話で放送された。

出演したのはXIUMIN、SUHO、BAEK HYUN、CHEN、CHANYEOL、D.O.、SEHUNの7人。KAIが入隊中のため不在だったが、韓国慶尚南道の巨済、統営で2泊3日の旅をしている間、メンバーたちのわちゃわちゃ感がそのまま盛り込まれ、仲の良さはもちろん、お互いを思いやる姿が随所に見られ、グループとしての一体感を改めて感じさせたのではないだろうか。

今シーズンはさまざまなミッションに加え、縦軸企画としてEXO Man(チームのスパイとなり、チームの勝利を妨害する役割)システムが導入され、誰がEXO Manなのかを推理しながら見る面白さもあった。最初にEXO ManになったBAEK HYUNはメンバーたちから全員一致で見破られたが、次にEXO ManになったD.O.はメンバーたちを欺くことに成功。特に、D.O.はこのところバラエティー色も強くなり、事あるごとに「あいうえお作文」の流れに持っていったり、ゲームではニヤリといたずらっ子な表情を浮かべたり、積極的に楽しむ姿が印象的だった。

また、常にメンバーたちを微笑ましく見守り、メンバーたちからのイジりも笑顔で受け止める年上組(XIUMIN、SUHO)、固い結束力で意気投合する92ライン(BAEK HYUN、CHEN、CHANYEOL、D.O.)、自由に伸び伸びとし、強気発言をしたりするも、まだ世話が焼ける末っ子SEHUNといった構図がありながらも、それぞれが魅力的に映っていた。

最終回では今回の旅を振り返り、メンバーたちが話していたことも胸アツポイントだった。すべてのミッションを通して、あまりいいところがなかった(⁉)リーダーSUHOはBAEK HYUNから「生きていて何が楽しみ?」と聞かれたとき、「お前たちを見ること。ゲームをしている姿を見ているだけもすごく楽しい」と答え、そういえばこの旅の間、常に幸せそうな表情を浮かべていたし、ずっとメンバーたちのことをスマホで撮っていたXIUMINも「メンバーたちが遊んでいる姿を見るのが本当に楽しい」と語っていた。

そして、D.O.は「ジョンイン(KAI)がいなくてちょっと残念ではあったけれど、もし次のシーズンをやるならKAIまでいれて8人で。メンバーたちともっと思い出を作りたい」と話し、SEHUNから「15年間思い出を作ってきたのに?」とツッコミが入ったが、「もちろん」と即答。次は“完全体”での旅が待ち遠しい。

一方、「SUPER JUNIOR」はJTBCの「ランプの騎士」が同じく毎週水曜(9月13日~10月4日)全4話で放送された。こちらも2泊3日の旅だが、旅先はサウジアラビアの首都リヤド。サウジアラビアは「SUPER JUNIOR」にとって、2019年アジア歌手として初めて単独コンサートを開催した国であり、ことし全世界のアーティストとして初めてサウジアラビア観光庁の広報大使に任命されるなど、ゆかりのある場所なのだ。

出演したのはイトゥク、シンドン、ウニョク、ドンヘ、リョウク、キュヒョンの6人。さまざまなミッションを行いながら、願いを叶えてくれるランプカードを獲得していくという内容で、メンバー同士の駆け引き、バトルが展開された。

ウニョク、ドンヘ、キュヒョンの3人はSMを離れたが、グループ活動は継続し、メンバーたちとの関係は何も変わっていない。メンバーたちはこれまで通り、熟年夫婦のような安定感のある雰囲気を醸し出し、終始笑いが絶えなかった。それでいて、ミッションでは年上から年齢順に行うときがあったり、リーダーのイトゥクはまずメンバーたちに料理を取り分けた後、やっと自分の口に入れたり、おいしい料理を末っ子キュヒョンに「あ~ん」してあげたり面倒見の良さを見せるなど、「SUPER JUNIOR」というグループの特徴がよく出ていた。

それに全員がバラエティーを心得ているので、ロケ開始早々、カメラマンの服装で、この日のロケはどのようなものかを推測したり、いきなり豪華な食事からスタートしたときには絶対に何か裏があると疑ったり、スタッフが意図していなかったゲームを始めたり、その場のノリでどうにでも面白くできるバラエティーセンスはピカイチだった。

最後のドンデン返しも台本にはなかったことだろう。ミッションでランプカードを最も集め、願いが叶えられることになったのはシンドン、ウニョク、イトゥクの3人。シンドンの願いは、メンバー各自Vログ撮影をしたものを編集までした状態でシンドンに送り、それをシンドンの個人チャンネルで公開することだった。すかさず、イトゥクがウニョクに「お前の会社と上手く話さなきゃね」と言ったが、そういうこともサラリと言えるような雰囲気だった。

イトゥクの願いは、結婚式の司会をするときに着るスーツのフルセットがほしいということだったが、物欲のないウニョクの願いが「イトゥクの願いを無効にすること」だったので、イトゥクの願いは消滅。よりによって、この2人がランプカードをたくさん獲得する勝者になるとは。結果的に、シンドンの一人勝ちという予想だにしない幕切れだった。

そのシンドンが今回の旅を振り返り、メンバーと一緒だと、どこか仕事という気分になるが、今回の旅は本当に旅行をしたような気分だったと語っていた。そして、エンディングではイトゥクが「『ランプの騎士シーズン1 inリヤド』を無事終えることができました。『ランプの騎士シーズン2』で会いましょう」と含みのあるあいさつをした。今度はメンバー全員揃って、次のシーズンを迎えることを期待したい。
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