麻薬組織、韓国内に246万人分のヒロポン密輸入
麻薬組織、韓国内に246万人分のヒロポン密輸入
マレーシア麻薬組織が製造し、韓国に密輸したヒロポン74kgを流通させた国際連合3つの組織が摘発された。

韓国ソウル市ヨンドゥンポ(永登浦)警察署は、マレーシアから密輸入したヒロポンを韓国に大量流通させた国際連合犯罪組織(韓国・マレーシア・中国人各構成)を検挙したと10日明らかにした。現在26人を検挙し、犯罪団体組織および特定犯罪加重処罰などに関する法律違反の疑いで立件し、そのうち14人を拘束した。

警察はことし7月末、麻薬使用者(30代・女)を検挙して捜査していた中、この女性にヒロポンを売買した中国組織員流通役2人を検挙し、ヒロポン21gを押収した。この時から彼らの行為を逆追跡し、巨大組織の実体を確認した。

警察によると、マレーシア組織はヒロポンを韓国内に密輸する役割、韓国組織は韓国密搬入ルートを確保する一方、主にヒロポン運搬・保管に加担、中国組織は密輸入されたヒロポンを主に流通・販売する役割を引き受けていた。

特にマレーシア組織総策別名「マイケル」は、組織員を配達員として利用し密輸したり、国際貨物(まな板)を偽装してあらかじめ韓国内に潜入させたマレーシア組織員に配送されるようにした。このように、これらの組織が韓国に密輸したヒロポンは、現在まで計74kgに達することが把握された。これは約246万人が同時投薬できる量で、時価2220億ウォン(約245億円)に達する。韓国に密輸入されたヒロポンのうち一部は、中国組織を通じて中国に流通したりもした。

警察は3ヶ月に渡る集中的な捜査により、被疑者を検挙する一方、10回の押収捜索を行い、これらの組織員が保管・隠蔽(いんぺい)していたヒロポン27.8kg(時価834億ウォン、約92億円)を回収した。

さらに警察は韓国拠点を置いて活動していたマレーシア組織員2人を検挙することで、後に密輸入を予定していた大量のヒロポン(100kg推定)の韓国内流入を遮断した。

マレーシア総策「マイケル」は、ヒロポンを隠していたまな板が、通関手続きで摘発されず、マレーシア組織員拠点に異常なく配送されると、ヒロポン100kgを木まな板の中に隠した状態でクアラルンプール空港から出荷待機中だったが、拠点組織員2人が検挙された事実が発覚し、出荷待機中の貨物を直ちに回収した。

警察は韓国組織総策をはじめ、検挙されていない組織員を早急に検挙し、韓国流通中の残りのヒロポンを収集するのに捜査力を集中する方針だ。

警察関係者は「マレーシア警察と協力し、犯罪組織の一網打尽に総力を傾けるだろう」と述べた。

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