検察は10日、仁川地方裁判所で開かれた結審公判で、脅迫と偽計による公務執行妨害の容疑で起訴されたA被告(40)に懲役3年を求刑した。
検察は求刑の理由について、「被告人は凶器振り回しの犯行と殺人予告文が社会的に大きな問題として報道されているにもかかわらず犯行を行い、実際に警察官まで出動させた」とし、「罪質が不良である上に行為の危険性も高く、同種の犯罪を行った前歴がある点などを考慮した」と明らかにした。
A被告の弁護人は最終弁論で、「被告人は殺人予告文を書き込めばどんな反応があるかという好奇心から犯行に至った」とし、「文の内容通りに行動する意図はなく、掲載された文もすぐに削除した」と善処を訴えた。
A被告も、「何も考えず分別のない行動をしたことにより被害を受けた方に謝罪する」とし、「私が社会生活をしながら生計を維持してきた。父が病気で体が不自由なので、少しでも親孝行できるよう善処をお願いします」と話した。
A被告はことし8月5日午前9時49分ごろインターネットコミュニティーに、「今夜10時、仁川富平のロデオ通りで女性だけ10人殺害する」という内容の脅迫文を書き込んだ容疑で拘束起訴された。
当時、A被告の脅迫文により警察へ通報が寄せられ、警察官86人が投入された。警察はインターネットIPアドレスを追跡し、同日午後1時ごろA被告を緊急逮捕した。
A被告は警察で、「実際に殺害する気持ちはなく、コメントが気になった」とし、「関心を集めたくて文章を掲載した」と陳述した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85