朝鮮中央通信は13日、論評を通じ「米航空母艦ロナルド・レーガンをはじめとした米第5航空母艦強襲団が12日、釜山港に入った」とし、「米国と傀儡(かいらい)は米航空母艦ロナルド・レーガンの釜山作戦基地入港について、拡張抑制の定例的可視性を増進させるものだと騒ぎ立てている」と非難した。
そして、「米国が、常時的な軍事衝突の可能性が存在し核戦争勃発の戦雲が濃く徘徊(はいかい)する朝鮮半島に各種の核戦略資産を押し込むことは、情勢を取り返しのつかない破局的な状況に追いやる露骨的な軍事的挑発行為」と強調した。
北朝鮮の「核戦争」発言は今回が初めてではない。ことし7月には経済発展に尽力しなかったため核戦争が起こらなかったという詭弁(きべん)を発した。当時、北朝鮮は経済破綻の責任を米国に転嫁し、不安な内部事情を収めるためこのような発言をした。
先月にはキム・ソン国連駐在北朝鮮大使が朝鮮半島に核戦争が起こる可能性があるとし、韓国と米国の拡張抑制を猛非難した。今回の論評もキム大使の発言に続くものとみられる。
通信は米原子力空母に対する直接打撃のため核を使用する可能性があると伝えた。通信は、「われわれの核使用教理は、国に対する核兵器攻撃が敢行されたり使用が切迫したと判断される場合に必要な行動手順を進めることを許容している」と伝えた。
そして、「われわれの最も威力的で迅速な初打撃は、米国が追従勢力に対する『幻覚剤』として使用する『拡張抑制』手段はもちろん、朝鮮半島とその周辺に巣を作った悪の本拠地にも加えられるもの」と原子力空母に向け脅威的な発言を浴びせた。
ロナルド・レーガンは16日まで釜山港に滞在し、米韓同盟70周年を記念して両国の友好増進のための艦艇相互訪問、親善体育大会などの親善交流活動を実施する予定だ。
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