飲酒ひき逃げ死亡事件 加害者に重い判決 = 韓国
飲酒ひき逃げ死亡事件 加害者に重い判決 = 韓国
通勤途中、横断歩道を渡っていた新社会人の20代女性を車でひき死亡させた運転者に重い判決が言い渡された。

13日、ウルサン(蔚山)地方裁判所の刑事2単独のファン・ヒョンジュ部長判事は、特定犯罪加重処罰法違反(逃走致死)の疑いで裁判にかけられたA氏に懲役10年を言い渡した。

A氏は今年4月17日の午前7時29分頃、蔚山南区のサムサンロ(三山路)の現代デパート前交差点の横断歩道を渡っていた20代女性B氏を車でひいた後、そのまま逃走した。

当時、A氏は朝方まで酒を飲んだ後、知人の静止を無視して静止して血中アルコール濃度0.152%の状態で車を運転した。

A氏は事故を起こした直後、そのまま逃走したが、数分後に現場に戻りしばらく様子を伺った後、再び車を運転して現場から去った。

目撃者からの通報を受けて出動した警察は、周辺の防犯カメラなどを解析して車のナンバーを特定して追跡し、事故発生から3時間後の午前10時30分頃、現場から約5㎞離れた蔚山中区の自宅でA氏を検挙した。

被害者のB氏は重体で病院に搬送され手術を受けた。しかし、手術から24日後、帰らぬ人となった。B氏は事故に遭う3か月前、保育園に就職した新社会人でその通勤途中事故に遭った。

裁判官は「被害者は若くして事故に遭い生死を彷徨った末に死亡し、遺族だけでなく多くの人が厳罰を望んでいる。被告人は初犯であったとしても厳しい処罰を科せざるを得ない」と宣告の理由を述べた。

判決が下されると公判を傍聴していた遺族は涙を流した。

8月に開かれた最終公判で検察は「捜査段階において犯行を否認するなど反省の兆しがなく厳罰が必要である」として懲役20年を求刑していた。
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