この契約によりGIイノベーションはマルホから、返還義務のない前払いの契約金と臨床開発、商業化、販売ロイヤリティなど段階別の報酬を受け事業を進めていくことになる。マルホは日本で、「GI-301」の臨床試験や商業化を展開していく。
GIイノベーションのチャン・ミョンホ臨床戦略総括は「アレルギー治療薬に対する需要が高い日本の特性上、多数の日本の製薬会社が『GI-301』に高い関心を示した。なかでも皮膚関連の疾患分野において臨床試験や商業化をリードするマルホに対し、最終的に技術移転することを決めた」と述べた。
今回の技術移転による日本での臨床試験の実施は、「GI-301」の世界での販売権を持つ製薬大手、柳韓洋行による「G-301」の技術移転も後押しするとみられる。アレルギー患者の割合が高い日本での臨床試験は、世界の製薬会社にとっても必須であるためだ。
これに先立ち同社は2020年、柳韓洋行に対し「GI-301」の、日本を除く世界での販売権を約1兆4000億ウォン(約1545億6567万円)で移転していた。「GI-301」は現在、韓国で臨床試験のフェーズ1bを進めている。
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