大韓航空は2000年代に入って無人航空機市場の成長潜在力を予測し、初の市場参入ターゲットとして師団級偵察無人機を設定した。これを通じて山岳の監視を中心とする近接監視用無人航空機KUS-7と戦術級無人機KUS-9を先制的に開発し、無人機の核心技術を検証した。
その後、2010年に師団偵察用無人機(KUS-FT)体系の開発に着手し、2020年12月初めにも量産と軍戦略化を完了した。特に95%の部品国産化率を達成し、外国部品メーカーの依存度を下げつつ、国内の山岳地形に適合するよう発射台離陸と急降下自動着陸技術などを適用して自主国防に寄与した。
これに加えて大韓航空は既存師団級無人機をアップグレードし△ヘリコプター対比高い高度で高速飛行△24時間連続任務遂行△野地・夜間自動離着陸などが可能な「Lift&Cruise」方式の垂直離着陸無人機(KUS-VS)開発を進めている。次期師団級無人機として活用できるよう軍に提案する計画だ。
他にも離着陸時にプロペラが垂直方向に維持され飛行する時は水平方向に自動転換される「ティルトローター」技術が適用されたティルトローター無人機(KUS-VT)も披露する。また、以前から軍で運用していた500MDヘリを無人化した多目的無人ヘリ(KUS-VH)を開発している。
一つの無人機が特定の任務を遂行することを越えて数十~数百台の無人機が共に動き任務を遂行する自律群集飛行の最新技術の開発にも注力している。大韓航空は「大韓民国を代表する航空宇宙総合企業として、国内無人機開発をリーディングする『First Mover』で未来の無人機産業の無限な成長と発展を牽引していく」と明らかにした。
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