李代表は17日午前、ソウル中央地裁の審理で開かれる背任・収賄などの容疑の2回目となる公判に出席した。前回の初公判よりは少なかったものの、支持者と反対者が早朝から裁判所に集まり、それぞれ「李在明、無罪」、「李在明、拘束」と叫び、一時は混乱も生じた。
7分ほど遅刻した李代表は断食による健康悪化の影響でつえを付きながら法廷にゆっくりと入って行った。最近、柏峴洞開発疑惑、偽証教唆の容疑などで追加起訴されたことについての取材陣の質問には何も答えなかった。
きょうの裁判は夜遅くまで行われる予定だ。裁判部は大壮洞・慰礼・ソンナム(城南)FC事件の公訴事実に対する双方の冒頭陳述を終える計画だ。裁判では検察に3時間、李代表側とチョン・ジンソン元党代表室政務調整室長側にそれぞれ1時間30分、4時間を割り与えた。冒頭陳述だけで8時間30分を所要し、最低でもきょう午後10時までは公判が続けられるものとみられる。ただ、裁判中に李代表の健康悪化などが発生する場合には早期に終わる可能性もある。
今回の裁判は大きく3つの容疑に分けられる。まず大壮洞開発疑惑は、李代表がチョン・ジンサン元民主党政務調整室長、ユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長らと共謀し、大壮洞業で城南都市開発公社が受けるべき適正な配当利益(6725億ウォン・約742億円)に満たない確定利益1830億ウォン(約202億円)だけが配当されるようにし、民間業者に4895億ウォン(約540億円)の利益を与えた容疑だ。
慰礼新都市開発特恵疑惑は、城南市長だった2013年11月に当時のチョン・ジンサン城南市政策補佐官らと共謀し、慰礼新都市開発事業の過程で知った職務上の秘密を利用し、ナム・ウク氏ら民間業者を施行者にあらかじめ選定し、211億ウォン(約23億円)相当の利益を得るようにした容疑だ。そのほかにも、管内4つの企業から城南FCの後援金133億5000万ウォン(約14億円)を受け取り、これを対価として建築許認可・土地用途変更などの口を利いた容疑も持たれている。
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