中国・四川省、大型犬に2歳女児襲われる…腎臓損傷の大ケガ=中国報道
中国・四川省、大型犬に2歳女児襲われる…腎臓損傷の大ケガ=中国報道
中国・四川省成都市で、2歳の幼児が大型犬に襲われ腎臓を損傷する大ケガを負った。

現地警察の発表によると、16日午前8時ごろ(現地時間)、同市崇州(すうしゅう)にある集合住宅の敷地内を鄧某氏が2歳になる娘を連れて歩いていたところ、綱をつけていない2匹の大型犬と遭遇した。1匹は白色、1匹は黒色だった。

黒色の犬が2人に近づいてくると突然飛びかかり、母親の背後にいた幼児に噛みついた。

2人は病院に搬送され、娘は全身に多くの咬傷が見られ、右腎臓損傷、右ろっ骨骨折と診断された。手術が行われ、現在のところ容体は安定しているという。母親も擦り傷などの軽傷を負った。

母親の鄧某氏は現地メディアの取材に対し、「当時、娘を保育園に送り届けるためマンションの入り口から出たところだった」とし、「2匹の大型犬がいるのを見て、急いで通りすぎようとしたが、ダメだった」と話した。

鄧某氏は「黒い犬が子どもに襲い掛かった。娘に噛みついて離そうとしなかった。近所の人たちが助けにきてくれて、なんとか犬を追い払ってくれた」と明かした。

当時、犬の周辺に飼い主の姿は見当たらず、黒色の犬は幼児を襲った後にマンション敷地内から出ていったのが確認されている。

鄧某氏は17日、「警察から(黒色の)犬が見つかったと聞いた」と明かした。黒色の犬は「ロットワイラー」という犬種だったという。

現在、このロットワイラーの飼い主についての情報は公開されておらず、警察は「調査を進めているところ」と伝えた。
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