中国、セルビアとFTA締結…中・東欧諸国の中で初めての事例
中国、セルビアとFTA締結…中・東欧諸国の中で初めての事例
中国が17日、セルビアと自由貿易協定(FTA)を締結した。

 中国商務省はこの日、北京でワン・ウォンタオ部長とセルビア国内・対外貿易相が、習近平国家主席とアレクサンダル・ヴチッチ大統領が見守る中で協定書に署名したと明らかにした。

 今回のFTAは中国と中・東欧諸国が締結した最初のFTAであり、中国が締結した22番目のFTAだ。両国は4月に交渉を始め、先月事実上交渉を終えたと伝えられた。

 中国商務省は、今回のFTA締結について、「両国首脳の合意を履行するための重要な措置であり、第3回一帯一路国際協力首脳フォーラムの重要な成果だ」と強調した。商務部は「両国がFTAを通じて高い水準の相互開放を実現し、経済貿易協力のための準備をし、両国企業にとってより便利で安定的なビジネス環境を造成する」と明らかにした。

 一方、中国はこの日から18日まで北京で第3回一帯一路首脳フォーラムを開催する。2019年以後初めて開かれるフォーラムで、130か国余りの指導者と30余りの国際機関関係者が参加する。ロシアのプーチン大統領をはじめ、ケニア・チリ・インドネシア・セルビア・ラオス・スリランカ・カンボジアなどの首脳がフォーラムに参加し、会合を通じて協力を強化する予定だ。

 ロシア国営通信のRIAによると、プーチン大統領と習主席はイスラエル・パレスチナ戦争を中止できる案について話し合う。中国とロシアは、米国のイスラエル支援を批判し、パレスチナを支持する一方、平和的な紛争終結を促している。
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