19日JTBCによると、大邱のケミョン(啓明)大学側は、「最近、新築の寮の男子棟でトコジラミが発見され、きのうから寮全体を対象に防疫を実施している」と明らかにした。
トコジラミの存在は今月17日にある学生がトコジラミに刺されたと学校側に知らせたことで明らかになった。
啓明大学の関係者は、「寮を全数調査してみると、トコジラミはこの学生の部屋からだけ発見された」とし、「被害に遭った学生が居住する前に英国人の学生が滞在していた」と説明した。
大学生の匿名掲示板「エブリタイム」にもトコジラミに刺されたと被害を訴える内容が掲載された。
学生は、「9月中旬から皮膚が腫れ、かゆくて注射と薬を並行して使ったが、よくならなかった」と訴えた。
学生は、「朝夕にシャワーをし、清潔に過ごしていたと自負するが、どう考えてもおかしかったのでマットレスを裏返して見た」とし、ベッドカバーにトコジラミが付いている写真も掲載した。
寮側は、「年に8回、防疫を施行したにもかかわらず、このような状況が発生し謝罪する」という内容の公知文を掲載した。啓明大学は被害学生に治療費を提供する予定だと明らかにした。
これに先立ち、仁川市ソ(西)区は今月13日にあるサウナを点検した結果、チムジルバン(韓国式サウナ)のマットの下から生きているトコジラミの成虫と幼虫を1匹ずつ発見したと明らかにした。
西区はこの業者に警告処分を下し、その後の点検でも清潔維持に問題があれば営業停止などに処分を強化する方針だ。
世界共通種のトコジラミは、主に夜間に暖かい場所に集まり血液を吸う。伝染病を起こすものではないが、刺されると強いかゆみが出る。
最近フランスでも映画館、汽車、地下鉄などで相次いでトコジラミが発見され、フランス政府は頭を悩ませている。いくつかの学校が防疫のため相次いで閉鎖されている。
韓国では1960年代のセマウル運動(農村改革運動)と1970年代のDDT殺虫剤の導入などによりトコジラミはほぼ姿を消したと言われている。
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