これに先立ちポスコは2021年5月に取締役会を開催し、自動車鋼板の販売と拡大および安定的な現地での生産・販売体制を構築するため、中国河北省の唐山市に亜鉛めっき鋼板の生産ライン2基を備えた工場を設立することを承認していた。
ポスコと河北鋼鉄はそれぞれ3億ドル(USD、約449億9430万円)を投資し、合弁会社の河鋼浦項を設立。昨年1月に着工し、10月19日には45万トン規模となる第1期分を竣工していた。第2期分は2024年5月に完成予定だ。
さらにポスコが中国の広東省で運営している、年産45万トン規模のめっき鋼板工場、広東浦項を子会社としたことで、河鋼浦項は年産135万トンの生産の能力を持つこととなった。
中国は世界最大級の自動車・家電製品の生産国で、鉄鋼ニーズも世界最大規模だ。2022年における中国の自動車生産台数は2700万台で、今後も電気自動車(EV)の需要増が追い風となって成長を続けるとみられる。
一方、ポスコは1991年に北京事務所を開設したのを皮切りに、現在は全体で45法人を運営している。
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