多国籍麻薬組織のヒロポンの国内密輸入事件に加担した容疑でインチョン(仁川)国際空港税関職員が警察に立件された。

22日、警察によると、ソウル ヨンドゥンポ(永登浦)警察署は前日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反・麻薬類管理法違反・位階による公務執行妨害などの容疑で仁川国際空港税関職員4人を立件した。

彼らは去る1月27日、仁川国際空港に入ってきたマレーシアの麻薬組織一党6人がヒロポン24kgを身に付けて密輸した当時、セキュリティチェックを避けられるように別の通路に案内するなどした疑いを受けている。また検疫職員の正当な公務を妨げた疑いもある。

これに先立ち、警察はヒロポン74kgを運搬・販売した多国籍麻薬組織員26人を検挙し、このうち15人を犯罪団体組織及び特定犯罪加重処罰などに関する法律違反の疑いで拘束送致した。

警察によると、マレーシアの麻薬組織は韓国・中国組織と共に1月から先月までにヒロポン74㎏を国内に密輸入してきた。これは一度に約246万人が投薬できる量で、時価にして2,220億ウォンに達する。

警察は麻薬組織員を捜査していた中、税関職員が加担したという陳述を確保して調査を進めてきた。警察は2回に渡り税関を強制捜索し、複数回の現場検証を行った。また、税関職員4人の一部に対する通信令状も発付された。警察関係者は「税関職員が加担したのは明らかだ」とし「(検挙された組織員が)共犯の税関職員を正確に特定した」と話した。
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