韓国銀行総裁「ことしの成長率展望が “より低くなるか”を注視」
韓国銀行総裁「ことしの成長率展望が “より低くなるか”を注視」
「韓国経済は、上半期は不振であったが下半期になるほど回復する」という “上低下高”の展望を維持してきた韓国銀行は、イスラエルとパレスチナ武装組織“ハマス”間の紛争により、下半期の成長率展望が変わるおそれがあることを示唆した。

韓国のイ・チャンヨン(李昌ヨン)韓国銀行総裁は23日、韓国銀行の本館で開かれた企画財政委員会の国政監査で、“上低下高は可能なのか”という野党議員からの質問に「ことしの成長率が、現在予測している1.4%となるか、もう少し低くなるかを注視している」とし「来年の成長率は2.2%を予想していたが、中国経済や中東事態がどのようになるかにより変わるおそれがあり、今予想するのは非常に難しい状態だ。11月末に経済展望が出されるが、1か月ほど中東事態を注視し、来年の展望はあらためて原点から考えなければならない」と答えた。

ただ「韓国経済が他国に比べ最悪だ」という指摘に対しては、同意しなかった。

またイ総裁は、“半導体の景気がよくならない”という評価についても「よくなるものとみている」と強調した。

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