韓国の尹大統領、サウジ皇太子と親密な会談…未来投資フォーラムで演説
韓国の尹大統領、サウジ皇太子と親密な会談…未来投資フォーラムで演説
サウジアラビアを国賓訪問した韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は24日(現地時間)、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と単独会談を行った。

 今回の会談は事前に予定されていなかったが、ムハンマド皇太子が尹大統領が滞在する迎賓館を訪れたことで急きょ実現した。2人は通訳だけを同伴して約20分間、友好的な雰囲気で意見交換した。

 会談後、ムハンマド皇太子は自ら運転するベンツ車に尹大統領を同乗させ、未来投資イニシアチブフォーラム(FII)会場まで移動した。途中、「次回はサウジアラビアで生産した現代の電気自動車に一緒に乗りましょう」と尹大統領に声をかけたという。FII会場では、尹大統領が演説と対談を行う間、ムハンマド皇太子は最後まで席に座って聞き入った。

 尹大統領はフォーラムで「過去、中東ブーム時代にこの地域に進出した韓国企業と労働者が積み上げてきた成果が今では信頼と経済協力に繋がっている」とし、「韓国は半導体、二次電池、宇宙、原子力、文化などの分野で強みを発揮しており、これまでの発展経験を共有し、中東を含む国際社会と共に歩んでいく」と述べた。

 キム・テヒョ(金泰孝)国家安保室第1次長は、ドーハ・プレスセンターで「尹大統領はフォーラムを終え、ムハンマド皇太子と別れを惜しみながら手を離さなかった」と明らかにした。

 続けて、尹大統領のサウジ国賓訪問について「韓国は過去70年間、圧縮成長(短期間の経済発展)に成功し、サウジも韓国の経験と同じように今後再建しようとする大きな意欲を示した」とし、「今回の国賓訪問を通じて両国が新しい未来を始めるきっかけとなった」と述べた。
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