韓国国会科学技術情報放送通信委員会所属のミン・ヒョンベ議員と、国家科学技術パロセウギ(立て直し)科学技術界連帯会議が実施した “政府R&D予算削減に関する設問調査”の結果、「非常に適切でない」という回答は91.9%、「適切でないほうだ」という回答は6.3%で、全体の98.1%が否定的な回答をした。
つづいて「適切なほうだ」は0.7%、「非常に適切だ」は0.6%、「わからない」は0.5%の順であった。
今回の調査は、計10の質問に対し現職研究員2887人(研究教授・首席研究員・責任研究員・上級研究員・委嘱研究院・博士研究院・大学院生など)が参加した。
今回のR&D予算削減において最も深刻だと考える問題として、24.1%が「R&Dカルテルに関する政府の説明不足」をあげた。また18.7%は「不透明な意思決定の構造」、17.1%は「準備が不足している科学技術の政策方向」、16.7%は「研究現場の声の未反映」をあげた。
R&D予算削減が今後もたらす問題については、39.7%が「国家の科学技術競争力の悪化」を最も多くあげ、つづいて26.9%は「現場研究員の士気低下」をあげた。
R&D予算削減の解決案としては、36.8%が「予算削減前の “革新本部の原案(2%増額案)”推進」をあげた。つづいて34.0%が「(時の)政権によるR&D政策変更不可の法改正」、26.9%が「現場研究院の意見収集後の再推進」などの順であった。
ミン議員は「多くの研究員たちが “R&Dカルテルに関する説明不足”と “不透明な意思決定構造”を問題と診断している」とし「定期国会の予算審査で綿密に詰め、予算の復元を通じて国家科学技術の競争力悪化を防いでいく」と語った。
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