朴槿恵元大統領が父の追悼式参列へ　総選挙控えメッセージに注目

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）元大統領が、父親の朴正熙（パク・チョンヒ）元大統領の死去４４年を迎え２６日に国立墓地の国立ソウル顕忠院で営まれる追悼式に参列する。

　追悼式の主管団体によると、式には保守系与党「国民の力」から金起炫（キム・ギヒョン）代表をはじめとする執行部と印曜翰（イン・ヨハン）革新委員長らも出席する。印氏は２０１２年の大統領選で当選した朴槿恵氏の政権引き継ぎ委員会で国民大統合委員会副委員長を務めた。

　朴槿恵氏と与党の執行部が顔を合わせるのは今年９月に南東部・大邱の朴氏の自宅で会合して以来。来年４月の総選挙まで半年を切ったなかでの双方の対面は、政界の関心を集めている。

　国民の力の関係者は「朴元大統領がどんな形であれ、国民の力の執行部と革新委の活動を前向きに評価するメッセージを出せば、総選挙を前に（保守の地盤である）大邱・慶尚北道地域での保守派の結束を促す効果があるだろう」と期待を示した。