左が国別の平均睡眠時間。右が国別の睡眠点数。いずれも青が韓国、赤が平均値。
左が国別の平均睡眠時間。右が国別の睡眠点数。いずれも青が韓国、赤が平均値。
サムスン電子が健康管理アプリ「サムスンヘルス」の利用者による、直近2年間の睡眠記録を分析した結果、世界の平均睡眠時間は6時間59分だったことが明らかになった。2年前の7時間3分から縮小しており、米国国立睡眠財団が推奨する最低睡眠時間の7時間に満たない数値だ。分析対象は約7億1600万人分の睡眠記録となる。

睡眠途中で目覚める途中覚醒の時間も増加したことで、睡眠効率が低下している。とくに70代以上は20代に比べて約2倍以上睡効率が落ちていた。

韓国では、高齢者の1日あたりの睡眠時間は6時間30分(390分)だった。これは世界平均の423時間より33分も短い。

一方、睡眠負債は20代(49分)がもっとも高かったが、これは70代以上(29分)のほぼ2倍に達する。地域別では中南米が47分ともっとも長い。アジアは41分でもっとも短かった。世界の週末における睡眠時間は、平日に比べ44分長いことも分かっている。

同社は「サムスンヘルス」の睡眠指導機能「睡眠シンボル」を通じて、世界の睡眠のトレンドを把握している。睡眠シンボルは、睡眠時間・睡眠の一貫性・途中覚醒を基に8タイプに分かれる。

調査の結果、全体の3人中1人が「ペンギン」タイプだった。これは睡眠時間と一貫性は優れているが、途中覚醒が多く睡眠効率が低い。これは、世界的な睡眠効率の低下の傾向と一致している。

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