小学生に罰として掃除させた教師…児童虐待になるか=韓国
小学生に罰として掃除させた教師…児童虐待になるか=韓国
韓国で、学級規則を破った小学生に教室の掃除をさせて告訴された教師に対し、検察は児童虐待の嫌疑がないと判断した。

ソウル中央地検女性児童犯罪調査2部は26日、小学校の教師が生徒に‘罰掃除’をさせるなど、情緒的に虐待したとして告訴された事件を嫌疑なしの処分にしたと明らかにした。

ソウル市クァンジン(広津)区のある小学校4年生を受け持つA担任教師は今年の6月頃、学級規則を破った生徒に学級の一部を清掃するよう指示した。

当該生徒の両親は、A教師が子供に罰掃除をさせ、傷つけるようなことを言ったとして学校に苦情を提起し、警察に告訴したという。

警察は嫌疑なしの意見で事件を検察に渡し、検察も補完捜査、証拠・法理検討の末、A教師を起訴しないことにした。

検察は「当該の『罰掃除』は学期初めから生徒と保護者に公示され、すべての生徒に同等に適用される『学級規則および賞罰制度』により、学級奉仕活動の1つとして進行された」と説明した。

続いて「教育的目的の正当な生徒指導の1つであり、情緒的虐待に該当するとは見られない」と明らかにした。

さらに「学則にともなう教員の正当な生活指導については児童福祉法上の身体・情緒的虐待、放任とは見えないという『教権回復4法』の改正趣旨を反映し、教師の正当な教育活動が萎縮しないように最善を尽くす」と明らかにした。

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