ハロウィンを迎える週末厳戒態勢 = 韓国
ハロウィンを迎える週末厳戒態勢 = 韓国
警察、消防、区庁などは梨泰院惨事以後初めてとなるハロウィンを迎え、厳戒態勢に入った。流動人口が多いと予想されるイテウォン(梨泰院)、ホンデ(弘大)近辺には右側通行を促すフェンスなどが設置され、スムーズに通行ができるよう電光掲示板と案内アナウンスまで準備された。市民はこのような対応に「心強い」と満足する一方で、一部では「このような対応を早く取っていれば昨年の惨事も起こらなかっただろう」と無念を滲ませた。

 27日午後、イーデイリーがソウルのヨンサン(龍山)区にある梨泰院一帯とマポ(麻浦)にある弘大のクラブ一帯などを視察した結果、警察などの関係者が安全管理に全力をあげており、混雑が緩和されていた。特に昨年梨泰院惨事が起きた近隣の梨泰院駅1番、4番出口前の車道には鉄製のフェンスを設置して車両の通行が制限されていた。また、飲食街の至る所に鉄製フェンスと警察や自治体の職員が配置され、通行人の動線が一方方向になるようにされていた。歩道周辺の違法駐停車車両は、警察の案内に従い別の場所に移動していた。

 梨泰院駅の出入口の壁には、一方通行の動線と利用できる出入口が書かれた案内文が掲示されていた。乗り場には「駅舎内が混雑しますので案内に従って移動してください」というアナウンスが繰り返し再生されていた。龍山区庁の職員や消防隊員は誘導棒を持ち、ホイッスルを吹きながら徒歩でパトロールを行っていた。路線バスは午後5時から梨泰院駅近くの停留所には停車せずに通過。各バス停にはハロウィン安全対策のために27日から29日の午後5時から午前3時までの時間帯はバスが停車しない旨の案内文が掲示されていた。

  29日午後8時の時点で8万人が集まった弘大入口の状況も似ていた。人混みで混雑する交差点の前では「すみません。道を空けてください。」という内容のアナウンスが鳴り響いていた。「ハロウィン期間中は厳戒態勢をしいております。事故予防のためゆっくりと移動してください。」という内容の電光掲示板も設置されていた。警察官5、6人が誘導棒を持ち、右側通行を促していた。地下鉄2号線の弘大入口駅9番出口前には「9番出口は入場規制しております。8番出口をご利用ください」という内容の立て看板が設置されていた。出口の前には誘導棒を持った警察官が配置され、人々の動線をコントロールしていた。

 麻浦区とカンナム(江南)区では区庁長、警察署長、消防署長が合同パトロールを実施した。合同パトロールは31日から来月1日までの5日間行われる予定だ。江南区は混雑が予想される地域の主要通りに案内表示板などを設置し、違法駐停車や歩道の状況などを点検した。
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