国連安保理傘下の対北制裁委員会は、27日(現地時間)に公開した専門家パネル報告書で「中国の業者が関わっている北朝鮮産水産物の販売疑惑について調査を進めている」と明らかにした。
報告書ではその根拠として、中国延吉の西部市場で撮影された北朝鮮産海産物の販売を知らせる看板の写真が提示された。業者名は「北朝鮮海産物卸売り」(北朝鮮海鮮批発)であった。
また報告書では、原産地を北朝鮮と表記した干しスケソウダラのパック商品の写真も提示された。
北朝鮮産の水産物は、国連安保理の対北制裁決議により輸出が禁止された品目である。
一方報告書によると、中国側はこのような疑惑について「該当店舗は顧客を呼び込むために、数年前から『北朝鮮海産物卸売り』という看板を使用しただけで、実際に販売された製品は北朝鮮産ではなく、ロシアで合法的に輸入された水産物であることが確認された」と釈明したという。
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